こんにちは、どうも、ワリビボ管理人です。
今回は、人はなぜコンビニに寄るのか、ということに関して解説して行きたいと思います。
さっそく行ってみましょう
突然ですが皆さん、コンビニってよく使いますか?
管理人は、コンビニのヘビーユーザーです。平均して一日につき、少なくとも3回は、どこかのコンビニを訪れているかと思います。訪れる対象もさまざまです。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン……それぞれ特色があり用途に応じて使い分けることも多いです。
例えば、セブンイレブンはご飯ものをはじめとするお弁当やおにぎりが非常においしい。ファミリーマートはファミチキやクリスピーチキンなど、揚げ物がおいしい(弁当の量が多い)、ローソンはスイーツがおいしい、などなど…
管理人と同じく、その日の気分でコンビニを選ぶという人もいれば、お気に入りの商品で選んだり、近いからそこを選ぶ、という方も多いでしょう。
そんな皆さんに一つ質問です。
コンビニって…ぶっちゃけ高いですよね?
お菓子はドラッグストアやドンキの方が安いし、スーパーに行けば飲み物はもっと安く売っている。飲み物一つで50円くらい違うこともあります。明らかに割高。お弁当だってお弁当屋さんのほうが安いし、揚げ物だって、もっと安くておいしいところはいくらでもあるはずなのに。
なぜ人はコンビニに行ってしまうのでしょう。
理由その①~習慣に入り込む、『おいしい』罠~
まず、第一の理由です。端的に言いましょう。
『おいしいから』です。
皆さんも覚えているでしょう。
部活帰りに食べるファミチキの味。仕事帰りに食べるからあげクンの味。残業終わりに食べるナナチキの味…
いや、別に、チキンのステマじゃないんですけど。
ただ、それらの商品が、私たちの習慣の一部として日常に入り込んでいるのは事実です。
管理人はコンビニから出るとき、いつも同じようなものを手に持っているような気がします。
皆さんも、気が付くとコンビニに足が向いている、気が付くとその商品を買っている、ということはないでしょうか。
それもなんとなく、大した理由もなく、買っているということすら意識しないまま。
冷めた頭で考えてみると、これは非常に恐ろしいことです。
習慣の中に入り込んだ商品はなかなか廃れません。なぜなら消費者は半分無意識にその商品を購入し、その商品を買うことに、違和感や抵抗感を覚えなくなっていきます。
買うことが当たり前かのように思ってしまうのです。そしてそれによる出費にも鈍感になります。なぜなら、いつものこと、だからです。
麻薬やタバコの中毒性などが取り沙汰されることが多い世の中ですが、こうしたスナック類、スイーツ類などの依存もなかなか馬鹿にはならないものです。
買うことが悪いことだと思いませんが、それがただの習慣なのか、それとも本当に好きで買っているのか。気がついたら買っている、というものがないかどうか、一度見直してみる必要がありそうです。
お財布のひも事情的にも。
理由その②~楽がすべてを駆逐する『便利さ』とお金~
誤解を招く表現をあえて使いましょう。
人間はとてもめんどくさがり屋な生き物です。こんな話があります。
私は大学生の頃よく自販機でお茶を買っていました。しかし、大学には、購買部というものがあり、そこでは生協の価格で自動販売機よりも安くお茶が手に入ったのです。
二つのお茶に違いはほとんどありません。目をつぶって飲めばどちらがどのお茶なのか私は判断できないでしょう。
しかし、講義室から購買部に行くまでのほんの100mを歩くことなく、私は自動販売機でお茶を買うことが多かったのです。
100mを歩くのに一体どのくらいの時間がかかるでしょうか。
お茶の価格の差は40円程度でした。当時の私の2分に40円の価値があったでしょうか。
非常に興味深いことに、こうした行動をとるのは私だけではありませんでした。
とある企業に、インターンシップに行った時のこと。
その企業では一階に自販機のコーナーがあり、外に出れば道を挟んだすぐ向かいにコンビニがありました。
当然私はコンビニまで行ってお昼のお茶などを買っていたのですが、その企業の先輩方はいつも一階の自販機コーナーでお茶を購入していました。
道を挟んだ向かいのコンビニなので距離的には50mと離れていないはずでしたが、彼らはその距離を歩くよりも、多くのお金を払うことを選んだのです。
もちろん、お金より時間の方が貴重なのだからと、考える方はいるかと思います。
場合によってはそれも正しいでしょう。
しかしその企業で働いていた人々が本当にそんなことを意識して行っていたのでしょうか。
私は違うと思います。彼らは単に外に出るのが面倒くさかったのです。その面倒くささをなくすためには多少高い料金を払っても良いと考えたのでしょう。無意識のうちに。
割高だと分かっていてもコンビ二の商品を買ってしまう理由は主にここにあると考えます。
私たちは自分達が思っているよりもずっと怠惰で面倒くさがり屋で動くのを嫌う生き物。
無意識のうちに買いに行く労力、買ったものを持ち歩く労力を避けたいと潜在意識の中で思っているのです。
だから、他にもっとおいしくて安いところがあると分かっていてもコンビ二の商品を買うことがやめられないのです。
なぜなら近くて、簡単で、どこにでもあるから。
そのコンビニでさえ、さらに労力を使わない、自動販売機には負けてしまったりすることがあります。
価格や品揃えという点で圧倒的に有利でも、買いに行くのが面倒くさい、というだけの理由で敬遠されるお店もあるということです。
ウーバーイーツなんかはこの心理を利用した商売の典型だと思います。
ウーバーイーツで最も恩恵を受けたのは、それまで店に行ってまで食べたいものではなかった、という類の商品なのです。
読んで字のごとく、コンビニというのは便利なものですが。その便利さというのの最も大きな点の一つは、消費者との距離感にあると思います。
理由その③~巨大多角経営企業、『コンビニエンスストア』~
最近のコンビニはなんでも屋です。
日用品、食品はもちろんのこと、公共料金の支払いからチケットの購入、ダウンロード版が主流になりつつあるゲームの販売や、ギフト券の発行なども取り扱っています。
さまざまな商品をお客のニーズに合わせて、狭い空間の中に、整然と並べて。
また銀行業なども併用することで訪れてもらう機会を増やす。できることが多ければ多いほど、人々がコンビニに立ち寄る回数は増えていきます。
あらためて考えてみると、凄まじい多角経営っぷり。
驚くべきことですが最近ではそのほとんどを外国人の留学生などが担っているように見受けられます。
一昔前まではコンビ二のバイトといえば、大学生などの学生か、職歴の中間機関の人々、あるいは夢追い人などが多いというイメージでした。
しかし、最近で海外からの留学生などの外国人が多く働いているような印象を受けます。
管理人の周りだけかもしれませんが、みなさんの周りではいかがでしょうか。
やや脱線しましたね。結局のところ何が言いたいかというと、コンビニはそこだけで生活ができるほど数多くの品揃えを持っておりまたお客のニーズに合わせてその品揃えを変化させることができるのではないか、ということです。
どこかで読んだ話なので、うんちく半分で聞いていただきたいのですが、選択肢が少ないほうが、人間は購買意欲がそそられる(選択肢が多すぎると購買意欲が失せる)という研究結果もあるようです。
また副次的な作用として訪れる回数が買い物以外でも増えるということで次のような効果も生み出されます。
理由その④~ついでのつもりが本気に~
皆さんはついで買いという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ついつい、欲しくもないのに買ってしまう。もともと買いたいと思っていなかったのに、その商品を見たら急に欲しくなって衝動的に買ってしまう。
買ってしまった後で、ああ、また買ってしまったなと思う。
そんな経験はありませんか?
管理人にはめちゃくちゃ心当たりがあります。
ほかの理由でコンビニを訪れたのにほかの商品を買ってしまう、ついで買い。これを引き起こす秘密は商品のレイアウト、パッケージにあります。
コンビニの店舗を見てみるとほぼ例外なくレジ前にスナック菓子や小さなお菓子類などが並んでいますよね?
一方で、一般にお弁当などは店舗の奥の方にあります。なるべく店内を長く歩いて貰い、多くの商品を見てもらうこと。そしてレジなどに並んでいる時間にも、商品を目に入れ続けてもらうこと。
意図的に価格が低めの商品をレジにおくことで、よりついで買いの抵抗感を下げているというところもポイントでしょう。
また、パッケージなども頻繁に変更があり、一瞥しただけでおおよそ商品の種類がわかるようになっています。
容器は中身がよく見えるようになっており、購買欲をそそるキャッチフレーズのついた商品がぎっしりと並べられています。
傍を通るだけでそれを食べた時の実感が伝わるように、想像力の掻き立てられるパッケージ、そしてそれをより長い時間見せる工夫。これらがついで買いを引き起こし、私たちの財布から諭吉たちを奪い去っていくのです。
まとめ
コンビニはとても便利です。
毎月開発される新しいお弁当、中毒性のあるスナック類、甘くとろけるスイーツは僕らの舌を飽きさせません。
飽きる前に次がやってきますし、有名店とのタイアップなどで、クオリティにも磨きがかかっています。正直なところ、きれいな皿に盛り付けて出されれば高級レストランのものと区別がつかないクオリティのものも多いでしょう(多方面を敵に回しそうな発言ですが…)。一昔前と比較しても、驚異的な進化を遂げています。(ハンバーグとかおいしいですよね…)
ただ、お財布にはあまり優しくない(笑)
管理人の例で行くと月の支出の一割前後がコンビニでの消費になります。
こんな記事を書こうと思ったのも半ば自戒を込めてというところもあります。支出を見直し、なるべく投資に回せる金額を増やすことが資産形成にはとても重要な要素なのです。
コンビニとの付き合い方を見直すタイミングが来ている方もいるのではないでしょうか。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。ワリビボ!
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